省エネ、天然資源保護、労働者の環境改善への取り組みが表彰されたブラジルの新しい施設
ARaymondは、高性能な環境配慮型建築によって、ブラジルの自動車部門で初めてLEED指標を達成した企業の一社となりました。
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、オフィスや工場の設計、建設施行、運営における持続可能性と環境への配慮を評価する制度として、世界で最も広く認識されています。
米国グリーンビルディング協会によって開発されたLEED認証制度では、環境への影響を低減し職場環境を改善する取り組みを実証できた企業のみが認証されます。LEED認証を受けた建物は、エネルギーを節約し、天然資源を保護し、そこで働く人々の安全衛生を向上させます。
ARaymondは、サンパウロ近郊のヴィニェードにある本社および主要生産工場において、既存建物の改装とオフィス新設時に実施した対策が認められ、LEED認証の「シルバー」評価を達成しました。ここでは約230名の従業員が働いています。
これらの建物では、水の再生利用、常時換気システム(従来のエアコンに代替)、自然光を最大限利用するためのガラス天井、低消費電力照明、内部騒音低減など、数々の革新的技術が採用されています。
また、あらゆる物資を可能な限りリサイクルし、生産工程で発生する廃棄物を低減していることも証明しなければなりませんでした。さらに先進的な取り組みとして、ハイテク技術を導入した廃水・下水処理施設の建設なども行いました。
ARaymond Brazilのマネージング・ディレクター Alexander Pircherは次のように述べています。「LEEDは世界で最も重要なグリーンビルディング認証プログラムです。
我々はブラジルの自動車産業で最初にLEED認証を受けた企業の一社となりましたが、ここに至るまでには、社内の全部門が参加するチームによる数年間に及ぶ努力がありました。
これは義務化された規格ではありませんが、ARaymondの各社では二酸化炭素排出量の削減を目標としているので、ぜひ取得したいと考えました。やはり環境への配慮は我々の中心的価値のひとつですから。」
再開発プロジェクトの計画は2011年6月に開始しました。監査の一環として、ARaymondは定期的な監査を受け、毎週報告書と共に証拠写真を提出しなければなりませんでした。
そして3月にLEEDシルバー格付けの授与式が行なわれ、CEOのAntoine Raymond、マネージング・ディレクター Alexander Pircher、経営幹部、およびヴィニェード市長を始めとする地元の高官が出席しました。
LEEDのベースには、ARaymond Brazilが2004年以来認証を受けている環境マネジメントシステム規格ISO 14001の環境活動があります。ARaymond Brazilは、Sociedade Brasileira de Sociologiaから環境への持続可能な取り組みに関する賞も受賞しています。
マネージング・ディレクター Pircherは、付け加えて語っています。「LEEDはARaymond Network**のガイドラインに沿った環境への取り組みのひとつです。
我々は持続可能性への取り組みをしっかりと続けていきます。環境への影響を最小限に抑え、ゼロにするために今後も日々行動します。」
自動車部門と製品について、詳しくご覧ください。
*この記事に記されたARaymondは、A. RAYMOND BRASIL LTDA – Registered N° : CNPJ/MF 01.144.384/0001-89 (Brasil) – Vinhedo – SP (BRAZIL) を指し、この記事の編集者また責任者です。 ** この記事中のARaymond Networkは、独立企業のネットワークを指します(http://www.araymond.com)。