タリア、ミラノで開催されたEICMAに出展した二輪車メーカーの多くが、ARaymondTM製クイックコネクタを使用しています。欧州の環境規制強化を受け、今後は特にアジア市場での需要を掘り起こす必用があります。
欧州最大の二輪車展示会であるEICMAは、2013年11月5~7日にイタリアのミラノで開催されました。総面積135,000㎡の 展示場に世界35ヶ国から1,000社が出展するEICMAは、世界中の二輪車メーカーに製品の展示、紹介のまたとない機会をもたらします。EICMAを参観したRayconnect*の設計者、Jacques Boyerによると、展示されていた二輪車の半数以上がARaymondTM 製クイックコネクタを使用していたとのことです。
二輪車メーカーの要求は、EURO 3規制の施行を受け2007年以降、燃料噴射式エンジンの搭載を推奨する高まりを見せています。二輪車の場合、燃料タンクとインジェクターの連結は2個から4個のクィックコネクタを使えば確実です。パイプ径7.89mmのクィックコネクタは、自動車で使用されているものと全く同じものです。
ARaymondTM製品がほとんどの二輪車メーカーに採用されているのは何故なのでしょうか。その背景には、ARaymondネットワーク**と自動車業界の長年にわたる提携関係があります。また、1ボタンか2ボタンタイプのQC、バルブ付き、無しタイプのQC、ダブルロック付き QC(RayLOCK® Double Lock)など、燃料系統向けに革新的なシステムを開発してきたARaymondのグローバルリーダーとしての位置付けもメーカーに選ばれる理由の1つ です。
2016年には二輪車を対象に、そして2017年には原動機付き自転車を対象に新たな環境規制が導入されることから、特にアジア地域をはじめとし、大きな商機が訪れると考えられます。こうした状況を踏まえ、ARaymondネットワークでは、低コストのアジア市場に関する調査をすでに実施しており、また、燃料噴射式エンジンの小型シリンダ用に、より小さなパイプ径(6.30mm)に対応する新製品も開発済みで、今後の市場展開に大きな期待を寄せています。
ARaymond製クィックコネクタの製品については、 araymond-automotive.com をご覧ください。
*本記事中、"Rayconnect"は、ARaymondネットワーク内の独立企業であるフランスの RAYCONNECT INTERNATIONAL SASU (Simplified Sole Shareholder Company、簡素化された一つの株主会社) - (登録番号:RCS (Commerce and Business Registry) Grenoble 490195690)を指します。
**本記事中、“ARaymondネットワーク”は、登録商標の使用権を保有する独立企業のネットワークを指します。
ARAYMOND™ は登録商標です。