2016年12月8日、ARaymondは、毎年、インドのプネー市で開催されている「第3回ITB燃料システム技術会議に参加しました。燃料コネクタのグローバル研究・開発・イノベーション担当ディレクタであるLaurent Guerbéは、その会議の中で、ARaymond※の代表として、「Quick Connector~自動車・トラック・二輪車用の燃料とSCRシステムのトレンド」と題した講演を行い、燃料用および尿素システム用として、ARaymond™の革新的かつ信頼できるソリューションを紹介しました。
「新たなビジネスチャンス」
ITB会議では、気候変動や排出量の規制、また、自動車業界で現在進められている新しい代替技術などについて議論がなされました。インドは近年、Bharat Stage VI排ガス規制における基準排出量を、すべての主要な道路運送車両に適用する計画を立てました。これは、欧州規制とインド規制を2020年までに統一させるためです。このことにより、移動用車両の市場には新たなチャレンジが、ARaymondには新たなビジネスチャンスが待ち受けていると言えそうです。
「技術変革」
また、ITB会議では、現在、インドの自動車業界で、大規模な技術変革が行われていることが強調されました。インドでは、たくさんのイノベーションが必要とされています。Adblue尿素水を供給・流通させるための業者開拓から、リアルタイムで行う排出量のモニタリング、電気自動車の充電スタンドの建設など。Laurent Guerbéは、この排出量を抑制するための一連の活動の中で、ARaymond™のソリューションが重要な役割を果たす、と考えています。
「簡単・便利」
Laurent Guerbéは、この新規制への対応にあたり、ARaymond™ Quick Connectorが、多くのメリットをインドの自動車メーカーに提供できる事を説明しました。コネクタは、脱着が簡単で便利なうえ、信頼性も高く、モーター内のリークの危険性を低減することができます。Quick Connectorの一般的な特長としては軽量性があげられますが、特にARaymond™のコネクタは標準的な製品に比べてより軽く、コンパクトです。そしてその軽さで車両の燃費が効率化できるとともに、CO₂排出量を減少させます。
「絶好の機会」
Araymondは、インドの二輪車業界も、絶好の機会であると捉えています。インドは、他国に比べてより多くの二輪車を生産しています。Laurent Guerbéは、この事がQuick Connectorの組立工程を改善するチャンスになるかもしれない、と考えています。「新規制に伴い、二輪車メーカーは、従来のキャブレターを、燃料噴射システムに置き換えざるを得なくなります。それには、耐リーク性を持った部品が必要となります。ARaymond™ Quick Connectorは、安全に使用でき、コスト効率も良いので、急成長するインドの二輪車市場にアピールできるはずです。インドのサプライヤーが、ファスナーシステム業界をけん引する私たちの製品を使う事によって、彼らが、現地市場と国際市場において、顧客のニーズに応えるのをサポートします。
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