Kaizen Institute、ARaymondの「素晴らしい」インド新工場を公開

組み立て及びファスナーソリューションのグローバルリーダーとして知られるARaymondネットワーク**が設立した、インド初の専用工場。リーンマネジメント***のグローバルコンサルタント、Kaizen Instituteによる2013年12月30日の新工場訪問に続き、世界有数の製造施設の一例として披露されました。

Kaizen InstituteのCEOであるVinod Grover氏は、西インドのマハラシュトラ州プネー市近郊のチャカン市で2013年10月に新工場が正式開業した際、落成式に出席しました。

Grover氏は新工場が「真の見える化工場として見事に完成されている。」と評価、「ARaymondネットワークにおけるグローバルモデル工場になりつつある」と述べました。

またGrover氏は、新工場のインフラストラクチャーと工場内で実践されている目で見る管理やリーンマネジメントの展開に大変感銘を受け、インド各地やアフリカ、中東においてリーンマネジメントの実践支援を担当する自社スタッフにも、是非この工場を訪れて評価をしてもらいたいとも語っています。Kaizen Instituteからは32名ものスタッフがこのARaymond*新工場を12月30日に訪れ、様々な側面を取り上げて賞賛しました。

Kaizen Institute Indiaの取締役を務めるJayanth Murthy氏は、ARaymondのインド工場を「素晴らしい」と評価。「このような工場がインドの卓越性を世界に示すのです」と語りました。

インド新工場は、ARaymondネットワークの新しい総合運用管理システムであるATOMS (ARaymond Total Operations Management System)の導入先として選ばれたパイロット拠点のひとつです。ATOMSは次の7つの要素から成り立っています。それは、職場管理、総合的品質、プロセスの最適化、フロー管理、従業員の関与、リーダーシップと組織、そして戦略の展開です。ATOMSはARaymondネットワークのプロセスと従業員のために、またARaymondネットワークの価値観に基づいて特別にデザインされており、ATOMSの7つの要素にもARaymondネットワークの価値観が反映されています。

ARaymond Indiaの代表取締役社長であるManish PadhariaはKaizen Instituteについて、ATOMSの導入に向けて以前よりARaymondをサポートしており、インド新工場におけるATOMS導入に関 し、これまでの進捗を高く評価してもらっていると述べています。「Kaizen Instituteからは、卓越したオペレーションを推進するわが社のビジョンにも一致する試みだ、インド新工場が幸先のよいスタートを切って嬉しく思う、とのコメントがありました。ATOMSの展開方法や、ATOMSを通じた従業員の参画や自律性の向上も高く評価いただいている」と述べています。

Murthy 氏は、次のように簡潔に述べています。「情熱+フォーカス=ATOMS」だと。Kaizen Instituteチームは、工場の構造や現場（工場のフロア）、製造プロセス、革新的な文化、そして持続可能性への責任にも感銘を受けました。「この施設はARaymondネットワークの価値観に基づいています。今回は、そのすべての側面を披露することができました」と、Padhariaは述べています。

また次のようにも述べています。「我々のリーンマネジメントの展開を専門家に評価してもらい重要な意見、評価が得られました。ATOMS導入に対するあらゆる努力が認められることで、スタッフのモチベーションも向上します。」

やはりインド新工場を訪れたKaizen Institute EthiopiaアシスタントコンサルタントのSelamawit Solomon氏は、次のように語っています。「とにかく素晴らしい工場です。今後の課題は、改善し続けることでしょう。旅は始まったばかりで、可能性は 無限です。」

ARaymondTM樹脂製ファスナーとクイックコネクタを主としてインドの自動車市場及び大規模な工業市場向けに製造しているチャカン工場には、自動車部品メーカーのYazaki Indiaと自動車メーカーのMaruti Suzuki Indiaが来訪され、両社ともこの工場に感銘を受けました。