同族経営企業として設立されたARaymond*は、過去数年間にわたってパートナー・ネットワークの構築を推し進めてきました。そのために、イノベーションの実現はもちろんのこと、 コラボレーションの積極活用にも努めてきました。なぜでしょうか。協働こそ、 パートナー・ネットワークの拡大と強化 につながるからです。その一例として、ARaymondは2016年6月9日、ミシガン州ヨーク・タウンシップの トヨタ・テクニカル・センター(TTC) においてイノベーションデイを開催しました。
新たな絆を結ぶ機会
同イベントは、北米企業と日本企業、そしてもちろんARaymondネットワークの コラボレーションのたまもの と言えます。三者のパートナーシップは現在、ARaymond™の主力製品およびテクノロジーであるファスニング・システム、流体接続、および接合ソリューションの開発を手掛けています。 三者はトヨタのエンジニア・チームと連携し、 同社の 革新的な最新製品ライン や高度なエンジニアリング技術の開発現場に参加することにより、戦略的なパートナーシップが重要課題の解決につながることを身をもって証明してきました。
ARaymondはこれまでもトヨタへの製品供給を行ってきました。しかし現在では単なるサプライヤーにとどまらない、トヨタが課題へのソリューションを必要とした時の 信頼のパートナーとなる ことを目指しています。トヨタとのこのようなパートナーシップの構築は、 ARaymondが誇る高品質 にふさわしいものと言えるでしょう。トヨタは世界有数の自動車メーカーとして、北米市場で年間220万台以上を生産し、品質評価でも極めて高いスコアを獲得し続けています。
強みを生かす
このようなイベントの開催はARaymondネットワークにとって、短期間で多くのエンジニアと 新たな関係を構築 し、顧客のニーズに対するインサイトを獲得する、貴重な機会でもあります。
今回のイベントでは特に、いくつかの新たな機会の活用に向けて北米チームが尽力してくれました。北米チームでは現在、ワッシャー・システム、内装トリム、接合ソリューション、高度開発といった領域でのアプリケーション・ソリューションの提供を目指しています。
目標の共有
今回の ARaymondイノベーションデイには、トヨタ・テクニカル・センターの上席副社長兼トヨタ・モーター・ノース・アメリカのシニア・アドバイザーである Edward Mantey氏を含め、150人を超えるトヨタのエンジニアおよび調達・購買マネジャーらに参加いただきました。
もちろんトヨタ関係者にとどまらず、 自動車研究センター(Center for Automotive Research, CAR)の副センター長にも出席いただくことができました。非営利団体であるCARは現在、世界の自動車業界の未来に関する重要課題をテーマとした研究を進めており、特に、グローバル規模、地域・国単位、あるいは市町村レベルでの自動車業界や社会の重要トレンドや変化に焦点を当てています。CAR副センター長の参加は、今回のようなイベントの重要性を裏付けるものとして、コラボレーションを目指すチームにとって非常に意義深いものとなりました。
* 本記事内での「ARaymond」とは、 リンク先 http://connecting.araymond-automotive.com/fr/contact/ に記載されている会社(以下「会社」)を示し、本記事の編集者であり本記事に責任があります。 また、商標の使用ライセンスを有しています。ARAYMOND™は商標として使用されています。