過去10年間に渡り、ARaymondトルコ※は、イスタンブールの近くにあるコジャエリ工場の生産ラインを、拡張し続けています。自動車業界からの需要が増加し続けている中、ARaymondトルコは、工場の生産量と倉庫の収容能力を拡大させることを決定しました。その結果、現在、元の工場を2500㎡拡張して、新社屋を建設しています。
「増え続ける生産量」
トルコ工場を拡張することになったのは、顧客からの注文が増加したことによります。電気製品や冷却装置のための部品の依頼が増加するに伴い、ARaymondトルコは、2015年に自社の金型工場をつくり、製造課と品質保証課において研修プログラムを活性化させ、品質を中心とした方法を確立しました。これによって、生産品質とサービスレベルは、著しく改善されました。新しく拡張されたエリアには、20機の射出成形機と、複数の半自動のクイックコネクタ組立機を設置することができます。これにより、2017年には、更に増え続ける生産量に対応することが可能となります
「更に求められる収容能力」
新規に拡張工事を行うにあたっては、収容能力も、極めて重要な要素となりました。ARaymondトルコでは、大きな部品が製造されているため、現場には、何台もの機械を設置したり、出荷前の製品を保管したりする空間が必要になります。新しい倉庫には、6500台ものパレットを保管することができ、出荷前のプラスチック製品を垂直方向に収納することも可能です。
「すばらしいアウトプット」
ARaymondトルコのManaging DirectorであるAlp Ozparは、コジャエリ工事を拡張することが、現場のチームに対して、より合理化された労働環境を提供することにつながった、と述べました。「近年、受注件数が増加し、工場が少し手ぜまになっていた状態でした。この拡張のおかげで、作業したり、工程を最適化したり、弊社の能力を高めたり、サステイナブル(持続可能)な成長を維持したり、配達能力と品質性能を向上させたり、とたくさんの活動をするスペースができました。現場のチームのためにはもちろん、企業にとっても、すばらしいアウトプットが出せたのではないかと思います」と説明しました。
「地域経済にとっても喜ばしいニュース」
この工場拡張後には、ARaymondトルコの物流部と製造部において、新たに従業員が募集されるため、地域経済にとっては、「雇用創出」という喜ばしいニュースにもなっています。現在、工場では212名の従業員が雇用されていますが、Alp Ozparは、2017年までに228名まで増える見込みだと見積もっています。「今後2年間はコアとなる事業の開発に集中し、冷却システム用のコネクタの生産量を増加させ、この分野でのハブ企業となることを目指しています。また、クリップの生産量も増やし、サステイナブル(持続可能)な収益レベルまで持っていきたいと考えています。新規工場の運営が始まったら、トルコや欧州、中東、アフリカの各地域において、大規模な新規プロジェクトに専念できるようになります。これは、すばらしい資質を持ち信頼できる現場のチームとインフラのおかげであり、また、素晴らしいARaymondネットワーク※※の助けがあってこその結果です」とのコメントしています。
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※※「ARaymondネットワーク」とは、私たちの企業ネットワークを意味します。